出身や素性、目的の一切が不明であり、なおかつ彼の存在を証明する公的文書もない。彼が眠り続けている理由も知る者はいない。所属している組織や仲間すら確認できないが、彼の背後にはクライアントが存在する。当然、それが何者であるかも今は明らかではない。神出鬼没に姿を現し、ただ目の前の者を排除するだけである。
尋常ならざる高い戦闘能力を有しており、彼と対峙した者はどの様な結果であれ恐怖を覚える。しかし彼の本領は彼自身が創りだした悪夢の中に相手を誘い込んだ時である。ベッドマンの夢の中では、全てがベッドマンの思い通りにコントロールでき、その世界で命を落とした者は現実世界でも死んでしまう。また、頭の回転が異常に速く、相手の行動パターンも容易に予測することができる。
ベッドマンはただ、障害を排除するだけの存在。
しかし、彼は必要なくして行動はしない。
基本的に常に寝ている状態である彼の性格が表に出ることはないが、夢の世界でのみ彼の性格は露見する。現実世界では、寝言すら発さない。
知的で語彙力に優れ、相手の欠点や触れられたくない事実に踏みこんで精神をかき乱すことを得意とする。プライドが高く、人を見下すような態度が目立つが、人種、性別、年齢に限らず、全ての人間に対し関心がなく、ある目的だけが彼にとっては最も重要であるようだ。